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道化が使用するダーク系小説、裏小説、道化の黒い感情吐き出したりしてるプログです。


by kuraiyaminosoko

今、思う、事。

―――――――――相手にとっては、何気ないからかいの言葉だったのかもしれない。

今日、とても、人が憎いと思いました、多分、今まで生きてて、一番酷く、人を憎んだと思います。
友達との何気ない会話だったと思います、無茶難題、周りから見れば「なんだそんなことか」と思うことかもしれません。
でも、自分にとっては、とても傷つきました。
今でも、呼吸するのが辛いくらい、心が重いです。
理由は二つ。

ただ純粋に、それに腹を立てている自分。
相手にとっては楽しいことだったのかもしれない、ただちょっとした出来心だったのかもしれない。
それでも、自分は酷くきつかった、本当に涙がこぼれました。
なにか心臓の中で変な物が動いているような、そんな感じすらします。
ただ気持ち悪い、何かが煮えたぎったように、苦しい。
楽しみにしていたんです、本当に。
それなのに、相手はまるであざ笑うかのようでした。
これは自分の勝手な見方です、相手にはそんな気持ちはなかったかもしれない。
そう思っても、憎いんです。
止められない、程、憎くて、苦しいです。

もう一つは、自分があまりにも醜いから。
そんなことで、と相手は思う、それで自分が腹を立てる、その時、相手は不快感を覚えてしまうのではないだろうか、いや、きっと、覚えるだろう。
これが、あまり親しくない友達だったのなら、きっと自分はこのまま、簡単に終わらすでしょう。
だが、辛いです、何回か、遊んだことがあって、大事な友達でした。
今日はどうしても、行きたかった、ただ、焦って走りました。
帰ってきたときの、楽しそうな返事を見て、凄く、辛かったです。
頭が何かで殴られたようにがんがんして、心がぐるぐる回る。
憎い、あぁ、勝手に楽しんでこい、自分はどうせ置いてけぼりさ。
そんな事しか考えられない。
そんな自分が醜いと思いました。
だから、もう友人なんて、と思いました。
いらない、とも思いました。
結局自分は、誰かに不快な思いしか与えないのだから。
これで最後にしよう、終わりにしよう、自分は誰にも不快な事を味あわせたくないから。
そんな事で友情を終わらせるのかよ、と思う人もいるかもしれない。
それでも・・・・・自分は、終わりにしたいと願いました。
本当は切りたくない、終わらせたくない、色んな自分がいて、それらが反対賛成を言っていて、もうぐちゃぐちゃになって、うまく言えません。
苦しいんです、もう、泣いて、泣いて、辛いんです。
もう、何が言いたいのかわかりません。
ただ言えるのは、苦しい、だけです。
どうしたらいいのかもわかりません、教えてくれるなら土下座してでも教えて貰いたいくらいです。
相手が非常に憎い、でも、その憎いと思う自分が醜くて、その人に不快感を与えるのが凄くイヤで。
もう、どうしたら良いかわかりません。
それが、今思うこと。
別に、同情が、謝罪が欲しいわけじゃない、でも何が欲しいのかもわかりません。
疲れました、苦しいです、楽になりたいです・・・・・。


友人へ、ごめん・・・・なさい。
# by kuraiyaminosoko | 2006-08-11 12:34 | 今、思う、事
裏切り、とは裏切った自身にも悲しいことだと思う。

なぜなら、今自分は裏切る、己の言葉も、己の信念も、己の、家族も。



―――――――――ざぁざぁ、振る雨はこの体を濡らす。

「・・・・・・・・・・・」

無言で彼はその家を見つめる、今の時刻は深夜、一応念を入れ、眠りの魔術を使用しておいた。
ツヴァイ、フィフス、レス、ウィティル、彼等はずっと眠っているだろう。
それで良い、俺はもうここにいられないから。


「・・・・・・、リー、エイか」

小さく、己の側に寄ってきた始祖の名を静かに呼ぶ。

「・・・・・・フォズ、本当に良いの?」
「・・・・・愚問、だろ?今更だよ」

あはは、と笑って返す。
彼女は顔を歪めて、俺をゆっくりと抱きしめる。
拒まない、拒む必要が無いから、泣いているのだろうか、彼女の頬は雫が伝う。

「・・・・・・・不器用、だね、フォズは、クファルにそっくりだよ」

その言葉に苦笑するしかない、まぁ・・・・アイツの魂が俺にこびりついたのかもしれないから。

「・・・・・・・・フォズ」

雨の中に立つのは、己と同じ容姿の男。
違うのは、髪の長さと、色と、瞳の色。

「・・・・・クファル、皆を、頼むな」

自分勝手な己の答え。
始まったのは、覚醒と、劣化と、それに抗う俺の精神の疲弊と。
もう、俺はここにはいられない。

「・・・・・・ごまかせたら、ごまかしてくれ、「フォズ」として」

無理を言う、クファルは顔を歪める、俺と同じ顔で。

「・・・・・・・・・馬鹿者、が」

ふん、とクファルが言う、確かに馬鹿者だ、俺は。

「・・・・・・本当に良いのか、お前が、皆を捨てたという説明で」
「じゃないと、追ってくるだろう?あいつ等は、そうでなくても追ってきそうなんだからよ」
「・・・・・・・」
「なにより、ウィティルが苦しむ」
「・・・・・正真正銘の馬鹿だよ、お前は」
「ほっとけ」

こうやって、軽口叩くのも最後になるかもしれない。

「・・・・・・・・・・・本当に、これしか道はないの?」

リーエイが問い掛ける、それにクファルがリーエイの肩をそっと叩く。

「・・・・・無駄だ、こいつに何を言っても、な」

あぁ、さすが俺の体に住み着いていた奴だ、互いの事は理解出来る。

「・・・・・わりぃ、な」

伸びた赤い髪は前より色素が抜けてきており、くすんできている。
金色の瞳は、少しずつくすぶり、輝きがなくなってきている。
肌は白くなり、まるで病人のようで。

「・・・・・劣化は止まらない、こんな姿、あいつ等には見せたくないし、それに、罪ぼろしが出来てない」

たくさん殺した、たくさんその手に血を浴びた、その血を、他の血で洗ってきた。
その赤は、誰かに触れるたびに広まっていき、やがて、その相手を穢す。
錯覚かもしれない、でも、それでも俺はイヤだ。

「・・・・・ワガママ、効いてくれてありがとな、さて・・・・・あいつ等が起きないうちに、始めてくれよ」

俺はリーエイが書いた陣の上に立つ。

「フォズ」

クファルが俺に声をかける。

「お前は、キメラという自然の流れに逆らいつつも自然に産まれた異端な存在だ、知っているだろう「創作者」「破壊者」「再生者」の存在を」
「あぁ・・・・・良く知ってるよ、特に「創作者」はね」
「・・・・・・お前は人為的に産まれたのではなく、自然に産まれた」
「・・・・・・・」
「劣化は・・・・お前の力に肉体が耐えきれなくなってきてるんだ、「世界中の生命の遺伝子を内包する」をお前の力にな」
「・・・・・・・・知ってるよ」
「・・・・・・・「世界の力」を受け継ぐ「創作者」「破壊者」「再生者」は生命には関与出来ない、しかしお前はもうすぐ出来るようになる」
「・・・・・・あぁ」
「・・・・・・すまん、もう少し早く、気づけば良かった、お前は「遺伝子の数が少ない」んじゃない「眠っている」だけなんだ」
「・・・・・俺も、あいつ等の仲間入り、か・・・・」
「・・・・・・・フォズ」
「あんたは俺の体に居ない方がよい、だから、その体に移し替えたんだ、人の遺伝子を主に俺がコピーしたそいつにな」

そう、クファルの体を作ったのは俺だ。
全ての生命の遺伝子を内包し、それを組み替え、生み出すモノ。
世界に生命をもたらし、生命を生み出すモノ。

「・・・・・・・・・・・」

この体に、命の残量は少ない、いずれ死ぬだろう。
そして死んだとき、俺はその力の化身となる。
その前にすませておきたいこと、俺の罪を償うこと。
償い方は色々あるだろう、このままこいつ等と過ごすのも一つの罪ぼろしかも知れない。
でも、それは選べない。

「今更、俺が「家族」を手に入れるなんて、間違いなんだよ」

他人は良いかもしれない、でも俺が納得出来ないんだ。

「そ~と不器用よ、あんた」

リーエイが言う、ほっとけ。

「・・・・・救われないよ、あんた」

うるさい、俺に幸せなんて、求めるのが駄目だったんだ。
「彼女」にはどう説明しようか、まぁ・・・・会えないだろうがね。

「・・・・・・もう行くよ」

陣が輝き始める、俺の魔力を注ぎ、陣を起動させる。

「・・・・・さようなら、フォズ」
「・・・・・」

送り出してくれる、女神と、始祖に感謝の言葉を向けて。
俺は陣の光と共にその姿を消した。



ー血で血を洗ってきた。

 故にこの身は血だらけで

 触れるものが汚れてしまう

 他人に何を言われようがそれは変わらず

 俺は赤く染まり過ぎている

 汚したくない 己の大事なモノを

 赤は 嫌いだ モノが汚くなる

 この身は罪の固まりである

 それが消える 何もかえせぬまま

 ならばせめて「ふさわしい」死に方を

 少しでも 笑顔をもたらすために 再び「殺し」を始めよう

 笑顔を傷つけるモノに裁きを

 「少年」は死した 今この場にいるのは「残骸」

 神の力を内包する少年は心を砕き 血で血を洗う

 それは 誰にも止めることは許さず 突き進む

 ただ 自己満足の為にー



作者より

えっと、久しぶりにフォズを動かそうと思ってストーリーを考えてみました。
フォズは家族と静かに暮らしていたけど、「世界の全ての生命」を内包する力に肉体の劣化が始まる。
髪の色は抜け落ち始め、瞳の色はくすぶり、肌の色も抜けてきている。
このまま死んで良いのか、そう思った彼の答えはNO。
罪ぼろし、血まみれた己は大切なモノを穢す。
そうしていくウチに、彼の心は疲弊し、大切なモノが側に居ることを拒み始める。
汚したくないから、だから彼は家を飛び出す事にする。
始祖である女神と人間に肉体を「作り」与え、後の事を任せて。
彼の目的は「少しでも多くの笑顔」を守ること。
ただのエゴ、そして自己満足のために。
全てを裏切って。

っとまぁ・・・・こんな感じで(ナニガダオイ
とまぁ・・・・また意味不明な駄作になりましたが、それでは作者は逃亡します!!
# by kuraiyaminosoko | 2006-08-07 18:49 | 小説
―――――――――それは、今にでも鮮明に覚えている赤き光景。

「母」と呼んでいたその肉塊は、すでに人と呼べなかった、赤きに染まる禍々しき爪、赤きに染まる白き肌、赤きに染まる牙、赤きに染まる翼。
その肉塊は、何かを守るように、その身を赤きに染めた。
それは「父」と呼んでいた肉の塊、散乱する、赤い何か、飛び散った赤い、赤い・・・・・・血。

「ぁぁ・・・・・あ、あぁあああああああああああああああああああああああああああああっっっ!!!!!!!!!」

何かが、壊れた気がした。
何もかもが憎かった、己という存在も、何もかも、消えて、消えて、全て無くなってしまえばいいと願っていた。
壊して、殺して、血で血を洗う、体が赤きに染まる、己の「兄弟」の屍を踏みつぶし。
何度も、何度も、それを繰り返す。
そして、振り返れば、赤以外の色があっただろうか、笑いなどあっただろうか、涙すらもなかったような気がする。
赤い、赤い道、振り返れば、呑まれてしまいそうで。
それが恐くて、必死に逃げた、罪を知った、この赤き血は己の「兄弟」の血。
逃げて、逃げて・・・・・・結局溺れる。
視界が赤に染まり、呪いの声が精神を削る。
アァ・・・・・・イッソ、コノママ・・・・・・・・オチテ・・・・・・・。



「―――――――――・・ズ・・・・ォ・・・・フォ・・・フォズ!!」
「・・・ッ・・・・・あ・・・?」

視界に入ったのは、水色の髪、金色の瞳、己の腹に乗っかって、己を見ている少女がいる。

「フォズ、うなされてたよ?大丈夫?」
「・・・・・ツヴァ・・・・イ」

まだ意識がまどろう、何かがはっきりとつかめない、フワフワ、精神がどこかに行ってしまったようで。

「・・・・・・・大丈夫?」

ツヴァイ、己の妹が、自分を見つめる、その金色の瞳が、不安げに揺れる。

「あ、あぁ、ちょっと、夢見が悪くて・・・・さ」

苦笑してツヴァイに返す。

「それなら良いけど、さ」

少し怪しげに見て、ツヴァイは俺の上から降りた。
そのまま扉の方に歩いていって。

「レスが朝ご飯作ってくれたから、冷めないうちに食べておいてね、私たち食べ終わったから」

そう言ってツヴァイは部屋を出て行った。
残された空間には、静寂、あまりにも寂しい。

「・・・・・・・・・」

無言のまま、握りしめた布団のシーツ。
幸せ、だ、一言で言えば、だがいまその幸せが恐い。
己がここにいても良いのだろうか、己が殺してきた者達には与えられず、殺し続けた俺には与えられる。

「・・・・ッ・・・・」

再び、あの呪が聞こえる。
暗く、重く、悲しく、恐い。
クシャッ、と前髪を掴み上げる。

「・・・・・・・・くそ・・・っ」
「・・・・ずいぶんと、お悩みのご様子じゃのう、フォズ」
「・・・・ウィティル・・・?」

いつの間にか、窓の縁に腰掛けていた銀髪の蒼い瞳を持つ少女、ウィティル。

「・・・・・・過去が恐いか?」
「・・・・ッ・・・・」

ウィティルの言葉には何の感情すら込められていなかった、これは経験上。

「・・・・・俺、間違ってるのか?」

ウィティルがこういうときはいつもこうだ、怒っている。

「当たり前じゃ、オタンコナス」
「お、おた・・・・」
「おぬしはいつまで過去を引きずるつもりじゃ、いい加減そのマイナス思考どうにかせい」

ウィティルが鼻をならして言う。

「・・・・・・一生だよ、ウィティル、俺は斬り捨てられないから」
「・・・・・・・フォズ」
「わかってるよ、わかってる、だからこそ、捨てられない」

この過去を引きずる、それは確かにいけないことなのかもしれない。
でも、未来を見てないわけじゃない。

「俺は、やるべき事があるから、だけど、それをやるからこそ忘れちゃいけない」

殺してしまった、「兄弟」、そして今、己の側にいる「兄弟」。

「たとえ死んでも守る、もう二度と、俺の目の前で、死なせないと、殺さないと」
「・・・・・・・・」

ギリッ、とウィティルの歯を噛む音が聞こえる。
そして、軽い衝撃と共にウィティルに押し倒されていた。

「フォズ・・・・!お前は・・・・!自分を許せ!!お前は悪くない!!」
「・・・・・・ウィティル」

ゆっくりと首を振る。

「俺は・・・・・良いんだよ、許す、許されるじゃないんだ、俺のワガママ、ただ、捨てたくも、無いだけ、全部引きずっていくだけ」
「フォズ・・・・・ッ・・・・・!!」
「だから、ウィティル、もう良いんだ、お前も、もう自分を責めなくて」

彼女がキメラを作りだした一員だと知っている。
そして、今の家族を集めてくれた。
それは、責任を感じていたから。
スッ、と抱き寄せる、彼女、小さい、己より長く生きてるくせに、子どもみたいで。

「ウィティル・・・・・ごめん、ありがとう、もう良いよ、お疲れ様」

心を締め付けてごめん、俺の苦しみを和らげてくれてありがとう、もう大丈夫だから、これで終わり。

「フォ・・・ズ・・・・、それでも・・・・儂は・・・」

涙目で、まだ何か言いかけた口を、塞ぐ。
丸くなる蒼の瞳、それを笑みで見返しながら、そっと、唇を離す。

「終わり、だよ」
「・・・・・・フォズ・・・・」
「大丈夫だから、ウィティルがここにいるだけで、それで良いから」

俺の守りたい物がここにあるだけで良い。

「ありがとう、ウィティル、ここにいてくれて」

俺一人ではきっと、未来も見えなかった、でも、彼女がいたおかげで、ツヴァイが、フィフスが、レスがいる。
そして、彼女もここにいるから。
俺は、まだ立っていられる、歩いていける。

「フォズ・・・・・」

涙が伝う、震えている体、それを見れば自然と微笑んでいた。

「だから、ウィティルも良いんだ、全て、持って行こう、悲しみも、苦しみも」

全部、一緒に・・・・・・。

「・・・・ふん、フォズのくせに生意気じゃのう」

ぐしぐしと涙をぬぐってる仕草が可愛くて、また笑ってしまう。
笑われてるのに気づけばウィティルは顔を真っ赤にして。

「何笑ってるんじゃ!!」

と反論してくる。
あぁ、おかしい。
心のなかで、ケタケタ笑って。

「むぅ・・・・!この馬鹿フォズ!!」

おいおい、本当に年上か?ぽかぽか己を叩いてくる銀髪の少女を見ながらフォズは呟いた・・・・。




過去は血で濡れる。
それでも抱えていこう、今、守る物を守るために。
その罪を糧に、今、守り抜こう。
ここにある、己の大事な物を・・・・・。





はい駄作二号、また何やってんだ自分(何が書きたかったんだろう・・・・・(涙
# by kuraiyaminosoko | 2006-07-30 23:11 | 小説
始まりは何だったのだろうか。

そして、狂ったのはいつからなのだろうか。

最初から?それともどこからか、おかしくなっていったのだろうか。

それは今、知る術など無い。

それに、知るつもりもない。

ただ この腕の中の存在が 傷つかなければ。

世界など、どうなっても良いと。

思えるかも知れない・・・・・。

思い上がりでもよい、間違いでも何でも良い。

私は、彼女を愛してます、何よりも、誰よりも。

それは狂いたい程までに、貴方を愛してます

狂い 狂い クルクル回る

狂った心、歪んだ愛情はクルクル回る・・・・・・。



 


ある、夜のお話。



「―――――――――・・・・っ・・・あ・・・・」

闇夜、ある一室、銀の月が浮かぶ空が窓から見える、灯りなど灯らない、月光だけがその部屋を照らす。
映るのは二つの影、一つはオレンジ色の髪を持つ少女、もう一人はその少女とは似通った容姿を持つ女。

「・・・・・・・ユイ・・・・」
「ふぁ・・・・っ・・・・・・」

少女の口から漏れる声は甘く、何かに酔わされているようで。
女が少女に与えるのは快楽、その白い首筋に、歯を突き立てる。
ビクッ、と震える少女の体を逃がさぬように女はその少女の体を抱き寄せる。

「ふぁ・・・・フェ・・・・・イ・・・・・」

ほんのりと朱に染まる頬、涙を浮かべたライムグリーンの瞳は己に快楽を与える女へと視線を移す。

「ん・・・・?何・・?ユイ・・・・・」

つぅ・・・と舌を這わせる、少女の体が何度もビクビクと跳ねる。
女はそれを楽しむように、何度も続ける。

「ん・・・・・ぁ・・・・・っ・・・・やっ・・・・ま・・っ」

与えられる快楽を拒むように首を振る少女、虚ろな涙を浮かべた瞳は相手をまっすぐに見据えていて。
女は笑みを浮かべる、口の箸をつり上げて、更に舌を這わせて、その涙をすくい取る。

「や・・・だよ」

クスクスと笑い、女は少女の唇を己の唇で塞ぐ。
抵抗するように少女が何かを言おうとするが、それは塞がれ、その空いた口は、相手の舌の侵入を容易に許してしまい、少女の舌は捕らえられる。

「ん・・・・ふぁ・・・・ぁ・・・ふ・・・・」

ぴちゃぴちゃと奏でる淫らな音は、少女の思考を隅に追いやり、快楽を刺激する。

「ん・・・・」

わざとらしくチュッ・・・と音を立てて、何度もキスを続ける女。
少女は与えられる快楽に堪えられず、その瞳を閉じ、力を抜く。
女はそれを確認すれば、舌を離す、名残惜しそうに繋がった銀の糸が少女の口に落ちる。

「ふ・・・・・ぅ・・・・」

クタッ・・・・と少女の体が崩れ落ちる、まるで糸を切られたマリオネットのように。
それを見た女は低く笑う。
そのまま、相手の半脱ぎとなっている衣服をはだけさせて、相手の胸をさらす。
そのまま顔を近づけて、かり、と相手の先端に刺激を与える。

「!ひぃ・・・あぁっ!!」

既に火照り始めていた少女の体には、強すぎる快楽で、少女の口から漏れる声はひたすら甘い。
一方は舌で、もう一方は指で、相手の先端を攻めていく女。

「あぁっ!・・・ぅあ・・・・っ・・・やぁっ・・・!」

少女の手は相手の手へと伸び、その行為を中断させようと抵抗する、がその手に力など入っておらず、意味をなさない。

「・・・・・・ユイ・・・・」

女、フェイはささやくように少女、ユイの耳に息を吹きかけながらしゃべりかける。
その事ですら、ユイは体を震わせる、瞳は虚ろで、快楽に呑まれてきている。

「・・・・・ユイ・・・・・・やめて欲しいの・・・?それとも・・・・続けて欲しいの・・・?」

どっち?とフェイは問い掛ける、ユイは目を見開き、歯を噛む。

「ずる・・・いよ・・・・・私に・・・・言わせて・・・・楽しい・・・?」

ユイは涙目でフェイへと縋る。
そして顔を先程より赤くして、小さく。

「・・・・・もっと・・・・して・・・・・」

呟いた。

「・・・・・クスッ、了解、我が愛しき淫らなお姫様、貴方のお望みのままに」

ふざけたように、フェイは一礼すると、手をユイの秘部へと伸ばしていく。
最初は、触れるだけ、すすっ・・・となぞるだけ。
それですらユイは反応する、声を漏らし、フェイの首に手を回し、彼女の肩口に顔を埋めている。
フェイはその様子に笑みを浮かべる、酷く楽しそうに。
そんな彼女をフェイは後ろから抱き込むような形にして、相手の秘部へと指を忍ばせる。

「・・・・っ・・・あ・・・・」

ユイの体が跳ねる、ビクりっ、と。
フェイは気にせず、その指を奥へ、奥へと進めていく。

「ひ・・・あ・・・・・」

その感覚に、ユイは震えて、吐息を漏らす。
フェイは、相手の首筋に唇を近づけ、跡を残し、秘部をまさぐり、もう片方の手で、相手を抱きしめる。

「うぁっ・・・!フェイ・・・・・ふぇ・・・・ふぁっ!」

ユイは瞳を瞑り、フェイを呼び、彼女に身をゆだねる。

「・・・・・・・・・」

フェイの瞳は穏やかで、優しくユイを見ている。
しかし、その瞳には暗い影も指している。
壊してやりたい、とその影は語る。
フェイは笑みを浮かべる。

「ユイ・・・・・・・カワイイ」

過去の己であり、そして己とは違う「己」別人であり、同じ人間。
それでも、いやだからこそフェイはユイに執着する。

「あ・・・・っ、あぁ・・・・!フェイ・・・・も・・・・わた・・・わたし・・・・む・・り・・・・ぃ!」

いつの間にか、彼女の中へと忍ばせていた指は二本へと増えていて、彼女を責め立てていた。
彼女の体は限界で、必死にフェイに呼びかける。

「ユイ・・・・・イっちゃえ・・・・」

それは悪魔の様に、笑みを浮かべて、彼女は指で相手の弱い箇所をえぐるように、強く刺激を与える。

「はぁっ!あっ、あ、あぁぁあああああああっっっ!!!」

ユイの体が弓なりに張り、そして脱力して、フェイにもたれ掛かる。
肌に伝う汗、閉じられた瞳から漏れる生理的な涙。
フェイは涙を舌でぬぐい取り、ギュッ、と意識が落ちた少女を抱きしめる。

「・・・・・・・」

静かに呟く言葉、それは空気に呑まれて、誰も知ることはない。





――――――――狂いたいほど 愛してるよ 「私」・・・・・・―――――――――


END



えぇ、もう何が書きたかったか意味不明になりました。
裏をかきたかったけど・・・・・・・己には無理でした(汗
もう描写とか甘過ぎ・・・・・・(うぅ(涙
駄作だなぁ・・・・・・。
# by kuraiyaminosoko | 2006-07-28 22:22 | 小説

紹介

ここは道化が書くダーク系の小説、または裏小説、そして道化が愚痴など漏らす場です。
裏など嫌い、という人はリターンしてください。
それでは。
# by kuraiyaminosoko | 2006-07-28 15:10 | 紹介